朝の通勤電車ではスマホでニュースを眺め、出社すればパソコンを立ち上げ真っ先にメールチェックを行う――。私にとっては当たり前のネット活用習慣ですが、果たしてこれは他の人とも共通するものなのでしょうか。

発売中のプレジデントの記事「『高年収vs低年収』ネット活用の違い解明」では、ネット活用状況について500人を対象に調査し、結果を年収1500万円以上の人と500万円未満の人に分けて、分析を行いました。

プレジデント 2017年7月17日号発売中!特集は「『スマホ&ネット』すごい活用術」です

結果はというと、高年収層と低年収層との間に明確な違いがあることが、複数の項目で判明。たとえば、「仕事でメールを使う時間帯」については、高年収層は低年収層に比べて、出勤中、退勤中に使用する率が圧倒的に高いことがわかりました。エリートの働き方に詳しいインクルージョン・ジャパン取締役の吉沢康弘さんによると、「高年収層はメールの返信が非常に早いと推測されます。マネジメントの肝である意志決定のスピードを重視しているのでしょう」とのこと。

さらに、「最近では有能で収入が高い人ほどメールではなく、Facebookのメッセンジャーやチャットアプリを多用する傾向が強いです」と、言葉が続きます。リアルタイムでスピーディーにやりとりをして、一気に結論まで持っていくというのです。結論が決まらない中途半端な案件を抱えると、他の仕事に対する集中力や効率が損なわれるため、きた球はとにかくすぐ返す意識が強いのが高年収層の特徴。時には、メッセンジャーを介したやりとりでビジネスの内容を煮詰めきり、導き出された結論だけを最後にメールで取り交わすこともある、と吉沢さんは話します。

その他、「年収1500万円以上の高年収者が、Facebookで友達1000人超えを目指す理由」、「低年収家庭の方が、子供のネット活用に厳しい理由」など、アンケート結果に対する吉沢さんの鋭い分析は、うならせられるものばかり。

「私のネット活用法、まずいんじゃないの……」と心配になりましたが、そこで終わるわけにはいきません。続く記事「プロが直伝! 『お宝情報』の掴み方、おトクな使い方」では、ビジネスや投資の成功者たちを訪ね、仕事の効率化からマネー情報、プライベート、医療まで、スマホとネットを使ってのずば抜けたテクニックを教えていただきました。すぐまねできるものばかりで、一安心です。

変化の速い現代では、スマホやネットを人より少しだけ上手に活用できれば、簡単に自分の価値を上げることができるとも言えます。スマホやネットが大好きでバリバリ活用されている方も、「自分の使い方は遅れている?」とちょっと不安に感じられている方も、ぜひプレジデント最新号の特集「1%の人しか知らない『スマホ&ネット』すごい活用術」をご覧ください。

【関連記事】
"出張先でランチなう"はやってはいけない
カンタン!最新情報をGETする「SNS術」
名刺管理をデジタル化すると何が起きる?
デキる広報の「情報収集力」は、ニュースアプリ+7紙斜め読みで時流をつかむ
メールとチャットツール、仕事でどう使い分けてる?