話し上手、PR上手、段取り上手で、イザというときの対応もバッチリ! 仕事ができる印象のある広報の皆さんが日々心がけていることとは? 6人のスーパー広報から、「“いい仕事”ができる6つの力」を学びます。1つ目は、時流を把握するために必要な「情報収集力」です。

ニュースアプリ+7紙斜め読み&深読みで時流を把握します
●サイバーエージェント 全社広報室 PRマネージャー 上村嗣美さん

(左)通勤時に「日経電子版」「ニューズピックス」などをチェック。(右)サイバーエージェント 全社広報室 PRマネージャー 上村嗣美さん

情報収集はだいたいスマホで。出勤時に日経電子版に目を通し、「ニューズピックス」をチェック。社名をインターネット検索にかけて、どんなことが話題になっているのかも確認します。出社後は、業者から届くクリッピングされた記事に目を通し、購読している新聞7紙をざっと斜め読み。気になる記事があれば深掘りして読みます。

一般紙は似た内容が多い半面、報道のされ方や論調が違うので、興味深い記事が出ていたらチェックしたり、他社のニュースや流行もチェックしたりします。

SNSから得る情報も多いですね。そこで当社のことがどのように語られているかも確認しています。また、役員や幹部もSNSで発信しているので、それもチェックします。

情報収集という目的でなくとも、業界の内外問わず、ランチなどでいろいろお話ししながら得る情報も多いです。出産前に比べると激減しましたが、週に1度くらいは社外の人とランチに出かけますし、他社さんに関する良い記事を目にしたら、どういう経緯で取材につながったのかを聞いてみることも。そのままマネするわけではないですが、そこからヒントが得られます。

また、署名記事を書く記者やライターの方は何かしらSNSのアカウントをお持ちなので、気になる記事があれば、書き手にピンポイントでコンタクトをとることもあります。

【上村流インプット習慣】
出勤時にチェック!
□日経電子版
□ニューズピックス
□スマートニュース
出社後にチェック!
□ウェブ、新聞のクリッピング記事
□7紙斜め読み&深読み