SNSは「人とつながる」だけのツールにあらず!今さら聞けない活用術を徹底解説。

SNSといえば、フェイスブック(FB)やツイッター、LINE、インスタグラムなどが有名。おもに近況をアップしたり、友達とコミュニケーションを取ったりするけれど、それだけじゃもったいない! SNSを今よりももっと便利に活用するポイントを、ソーシャルメディアの最新情報にくわしいSMMLab編集長の藤田和重さんにうかがった。

「SNSの魅力は2つあります。1つは人とつながれる、そしてもう1つは自分が欲しい情報を効率よく得ることができるんです」(藤田さん)

これまで、知りたいことを調べるときは「キーワードによるWeb検索」が主流だった。しかし、これでは欲しくない情報も大量にピックアップされてしまうため、一つ一つを精査する必要があった。藤田さんいわく「SNSでは、友達や著名人たちが発信している情報を直接得られます。そのため、あらかじめ余計な情報を取り除くこと(ソーシャルフィルタリング)ができるんです」。

例えば、FBの場合、実名で本人の顔も表示されているので、匿名が多いほかのSNSに比べて誤報やデマカセが少なく、タイムライン上の情報も信頼性が高い。FBページに注力する企業も多く、普段手に入りにくい最新&お得情報も積極的に発信。フォローするだけで、自然と情報を得られるようになる。

また、匿名性の高いツイッターには即時性の高い情報が多く、タイムラインの流れも速い。20代を中心とした若者が多く集まる傾向があり、トレンドにも敏感になれる。反射的に投稿されているものも多いため情報を整理する必要はあるが、話題に関する周囲の反応をすぐに知ることができる。FBがテレビや雑誌なら、ツイッターはラジオやニュースに近いかもしれない。

一方、インスタグラムで注目されているのが画像による検索だ。検索ボタンから気になるキーワードを検索し、その画像から情報を集める方法が今、20代の若者の間で主流になりつつあるという。「画像検索では、はっきりとしたキーワードがわからなくても、直感的になんとなく知りたかったこと、欲しかったものを見つけられます」と藤田さん。

メッセージのやりとりのみと思われるLINEも侮るなかれ。最近では企業アカウントが充実し、フォローするだけでお得なクーポンやサービス情報を手に入れられるのだ。

SNSによって得られる情報はさまざま。次ページで紹介する方法で、今あるSNSをさらに活用してみては?