「ワインバルでサングリアを提供」「飲みきれなかった焼酎を居酒屋から持ち帰る」よくあるサービスですが、もしかしてこれ、法律違反……?

新年度が始まる4月、歓迎会などで夜の宴席が普段より増えている人も多いのではないでしょうか。そんな場での話題の1つに「酒に関する雑学」があります。例えば「日本酒の大吟醸っていうのは、米を半分も削ってつくる贅沢な飲み物ものなんだぜ」とか、「日本では甘いイメージのあるロゼワインだけど、フランスでは辛口のものも多くて、実は白ワインより消費量が多いのよ」など、酒好きがこうしたウンチクを語り出すとキリがありません。

今回はそんな豆知識の中でも、皆さんにとってはあまり馴染みがないと思われる「酒税法」というテーマについて取り上げてみます。名前は堅苦しいですが、実は私たちの暮らし(正確には「酒飲みの暮らし」ですが)とつながっているところもあるのです。

ここでちょっとしたクイズです。次の中で酒税法に違反してしまう行為はどれでしょうか。

1. ワインバルが自家製のサングリアを出している
2. 客が飲み切れなかった焼酎のボトルを、居酒屋が持ち帰らせてあげる
3. 出張先で買ったウイスキーをネットオークションで販売する