無料対話アプリで急成長したLINE(東京都渋谷区)が10月9日に開催した事業戦略発表会で、金融決済や音楽配信など多様な新サービスを矢継ぎ早に打ち出した。「ライフ(生活)」と「エンタテインメント」を両軸に生活に密着したプラットフォームを形成し、安定した収益を確保する。森川亮社長は「オフラインとオンラインのつながりを深め、毎日の生活を豊かにし、楽しめるように」とその狙いを語り、これまでのコミュニケーションの手段から生活インフラというリアルの世界に大きく踏み込む。
LINEは、年内の日米での新規株式上場を検討していながら、9月下旬になって年内上場を見送ったことが明らかになったばかりだ。LINEは「新規上場に最適な時期ではない」とし、明確な理由は明らかにしていない。親会社で韓国の検索サイト大手、ネイバーも9月22日に年内上場はないと発表。森川社長も事業戦略発表会の場で「今は上場よりも事業を安定して伸ばしていくことが重要だ」と強調した。
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