断定できないときの伝え方
とはいえ、ビジネスには、どうしても現時点では断定できない不確定要素がつきものです。そんなとき、逃げに聞こえる言葉を使う代わりに、「確信の度合いを具体化する」という手法があります。ポイントは3つです。
①確率や条件を添えて言い切る
曖昧な表現を使う代わりに、条件を明確にして言い切ります。
「来週には終わるかと思います」ではなく、
「現時点の進捗率から逆算すると、来週中に完了する見込みです」
「不測の事態がなければ、来週月曜日に納品できます」
②「わからないこと」を言い切る
「はっきりとはわからないですが、たぶん……だと思います」と濁すのが、一番信頼を損ないます。わからないときは、わからないという「事実」を言い切ります。
「その点については、現時点では確実な回答を持ち合わせておりません。確認し、改めてご報告します」
③それでも不安なら、言い切ったあとに相手に返す
「……です。いかがでしょうか?」
これで相手の反応を確認することができます。
「思います」と言ったら一言、事実を足す
明日から急にすべての語尾を変えようとしなくて大丈夫。まずは、会話の中で、自分が「思います」と言ったときに、「あ、今、自分は『思います』と言ったな」と自覚するところからはじめてみてください。
もし、「思います」と言ってしまったら、その後に一言だけ事実を付け加えてみましょう。
「……と思います。理由は、○○だからです」
その練習をしておくと、どうして言い切れなかったのかが自分でも明確になってきます。でもまずは、無意識に使っていた言葉に意識を向けるだけでも一歩前進です。

