年齢を重ねても若々しい人は、どこが違うのか。スタイリストの森井良行さんは「若く見える人の本質は、肌のシワやハリの話ではなく、行動や思考の柔軟性にある。それは服装に如実にあらわれる」という――。
立食パーティー
写真=iStock.com/Caiaimage/Martin Barraud
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「平服でお越しください」本当の意味

「同窓会で、何を着ようか?」

クライアントからのよくある相談です。招待状には「平服でお越しください」と案内があるものの、むしろ着るものに迷うといいます。結婚式の二次会などでも見かける表現ですが、判断基準が示されていないため、受け取り方はさまざま。

結論からいえば、平服とは「その場で浮かない格好」です。普段着でなく、かといって略礼装でもない。カジュアルではよそ行きに見えませんし、スーツでは仕事の延長に見えてしまう。その中間にあるのが、ジャケットです。つまり同窓会における男性の平服とは、「仕事っぽく見えないジャケット姿」だと、私は捉えています。

では一体、ビジネスジャケットとは何が違うのか。この差こそ、同窓会で10歳老けて見える人と、若く見える人の違いなのです。

同窓会のジャケット選びで失敗する人は、「襟つきシャツを合わせる」という固定観念をお持ちです。たしかにビジネスシーンでは、ネクタイの有無にかかわらず、スーツジャケットにワイシャツという組み合わせが、清潔感のある王道スタイルでした。

チグハグに見える人の「盲点」

ところが同窓会や結婚式の二次会といった場面では、清潔感に加え、会場に合った「品や華やかさ」も求められます。たとえば夕方からスタートする会ならば、夜のムードに合わせたダークカラーのシャツ姿には非日常感があります。またワイシャツの代わりに「襟がないクルーネックのインナー」を合わせれば、スタートアップ経営者のように、アクティブな印象に映るでしょう。

つまり同窓会で若く見える着こなしには、清潔感のみならず華やかさがあります。これは「ジャケットなのに、仕事っぽく見えないコツ」とも言えます。

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以上を踏まえて、同窓会ファッションで失敗する人の盲点と、具体的な解決策をお伝えします。

ジャケットに華やかさを加えるとき、小物をイメージする方が多いかもしれません。スカーフやポケットチーフ、ラペルピンなど普段つけない特別な小物を加えれば、たしかに華やかですが、キザに見えるリスクも拭えません。

これが同窓会ファッションで、どこかチグハグに見える人の盲点です。そして、一般的に小物が難しいと言われる理由は、「引き算の発想が求められる」ことが関係しています。