“一般人出身”に多数の批判が…
人気グループtimeleszのメンバー・猪俣周杜(25)が傷害の疑いで逮捕され、STARTO ENTERTAINMENTは9月30日付で猪俣との契約を解除したことを発表した。
現状、刑事上の処分はまだ確定していない段階だというが、逮捕の段階から、猪俣や、猪俣を選んだtimeleszメンバーを叩く声が多い。そして、その大半は猪俣の“出自”に起因している。“出自”とは事務所の入り方、そしてデビューの仕方のことである。
猪俣は、オーディション企画『timelesz project -AUDITION-』(以下、タイプロ)でtimeleszのメンバーに選ばれた。いわば“一般人”からスターダムを駆け上がった人間である。ジュニアと呼ばれる研修期間を経てデビューした他のSTARTO(旧・ジャニーズ事務所)のアイドルとはそこが異なっている。
「タイプロ」は失敗だったのか?
猪俣の契約解除後にtimeleszの7人が開いた会見では、菊池風磨が、タイプロ自体が当初から批判を受け、それが大きくなっていく実感があったとした上で「ファンの方からすると、たとえ短い間だったとしてもジュニアを経験しているかどうか、その差がこんなにも大きいものだったのだと改めて思い知り、正直思い悩み、葛藤する日々を過ごしてきました」と語っている。timeleszにジュニア期間のないメンバーを入れたことへの事務所ファンの批判が、菊池を思い悩ませていたということである。
今回の逮捕の一件を受けて「タイプロは失敗」「ジュニアを経由していればこうはならなかった」といった声や論調は、事務所ファンやSNS上のユーザーだけではなく、大手メディアの記事にも多く見られるようになった。
だが本当にそうなのだろうか。菊池風磨ら3名のメンバーが、タイプロを行い、そこで事務所の外からの大抜擢をしたことの真意は何だったのか。そして、ジュニア期間を経ることの意味は何なのか。改めてタイプロを捉え直しながら考えてみたい。

