相手に信頼されるには、どんな話し方をするといいか。元CAの研修講師の三上ナナエさんは「無意識のうちに口から出る『〜だと思います』という言葉は、聞き手の耳には『確信が持てていない』という不安材料として届いてしまう。断定できない不確定要素があるときに、言い切るための手法がある」という――。

※本稿は、三上ナナエ『控えめでも存在感のある人がしていること』(大和出版)の一部を再編集したものです。

オフィスで男性インタビュアーの質問に答えるスーツ姿の女性
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相手に自信のなさとして伝わってしまう言葉

プロフェッショナルとして、あなたはこれまで真摯に知識を蓄え、経験を積み上げてこられたはずです。目の前の課題に対して、深く、慎重に考えを巡らせている。

それにもかかわらず、意見を交わす場で自分の意見がすんなりと通らなかったり、周囲から本来の意図とは裏腹に「頼りない」と受け取られたりしてしまう……。

原因は、ただ、あなたの話し方が「遠慮がちで控えめすぎる」のかもしれません。周囲の状況を察する能力に長けている分、「自分の意見を押し付けたくない」「相手に不快な思いをさせたくない」、そんな気持ちが先に働いてしまいます。

そのため、無意識のうちに言葉のトーンを落としたり、断定を避ける話し方を選んでしまうことがあります。

しかし、この配慮が、ビジネスというスピード感のある現場では、ときとして「自信のなさ」や、「責任の回避」という形に、「誤解」されてしまうことがあるのです。相手に自信のなさとして伝わってしまう言葉として、代表的なものは「〜だと思います」という言葉です。

あなたが配慮として添えたこの言葉が、聞き手の耳には「確信が持てていない」という不安材料として届いてしまう。これは、誠実に仕事に向き合っているあなたにとって、もったいない損失です。

厄介なのは、この言葉は「無意識」のうちに口から出やすいということ。

私自身、話し方の練習をしていたときに、録音した音声を聞くと、「思います」という言葉を、想像以上に使っていることに驚きました。