お客様のニーズを実現するためには、自社内の関係各部署の協力が不可欠。では、どのように根回しをすれば、自分のお客様のために社内の人たちがスムーズかつ全力で取り組んでくれるのか。また、「根回し術は、お客様の社内側にも使える」と田尻氏は言います。根回しするのに必ず押さえるべきポイントを教えます。

根回しするなら、各部署の役割・責任・能力を正確に把握せよ

お客様のニーズを叶えることは、営業だけの力ではできません。自分の会社の関連部署に働きかけ、ニーズを実現するためにきちんと動いてもらえるよう、社内調整を行う必要があります。自分のお客様のために一所懸命動いてもらうための「根回し」も、営業パーソンがやらなければいけない大事な仕事のひとつです。

自社内で「根回し」をするにあたって必須なのは、各部署の「役割」「責任」「能力」を明確に把握することです。誰がどの役割を持っていて、どの責任を持っている人なのか。どれくらいの能力がある人なのか。これがわかれば、社内のどの人に、どのようなアプローチで案件を共有すれば、ちゃんと動いてくれるかが明確になります。

(構成=久保田正志 図版作成=大橋昭一)