【Step1】AIで最短&最高のクオリティを実現「資料作成のススメ」

生成AIは超優秀な若手社員の仕事ぶり

生成AIは仕事に役立つのか――。チャットGPTの登場から3年弱で生成AIの活用は爆発的に広がり、今ではうまく活用できる人とそうでない人で、生産性の格差が生じている。

AIを活用した経営革新コンサルティングを手掛けるカクシンの田尻望さんは「AIファーストで仕事をすべき」と断言する。

「多くの人は日々、『緊急かつ重要』な仕事に忙殺され、『緊急ではないが重要』な仕事が後回しになっている。経営者として成長戦略を実現するためには、全社員が中長期の仕事を思考・実現できる環境をつくることも重要です。『緊急かつ重要』な仕事の大部分を占める文書の構想から作成までを生成AIで捗らせれば、削減できた時間を『緊急ではないが重要』な仕事に回せます」(田尻さん)

単純作業をAIに任せれば、人は本質的な業務に集中できるわけだ。

元ボストンコンサルティンググループ(BCG)でDX支援に従事し、現在は税理士としても活躍する平川文菜さんは「単純作業が効率化されることで、これまで着手できなかった業務に次々と取り組めるようになった」と話す。

「外部業者に頼らざるをえないほどの膨大なリサーチが、AI導入によって内製化され、数日かけていたものが数時間で完了するといったコストダウンと時短が実現しました。現在は、打ち合わせの文字起こしから要約、ニーズの分析から次回商談の資料づくりまで、AIが欠かせません。生成AIはBCGの超優秀な新卒社員くらいの働きぶりだと思っています」(平川さん)

【図表】悩むより先にAIを頼るのが生産性アップのコツ!

2025年8月には最新バージョン「チャットGPT5」が発表された。

「リサーチ、文書要約といった日常的なビジネス業務に生かすなら、どのAIでも大差ありませんが、GPT5の思考の深さは現在の生成AIのなかで群を抜いていると思います」(田尻さん)

「多機能さではチャットGPTとジェミニが抜きんでています」と話すのはITジャーナリストの三上洋さん。

「AIごとに得意分野があり、それぞれの得意分野に合わせて活用することで、業務効率が飛躍的に上がると思います」(三上さん)