生成AIの急速な進化が「稼ぐ人」と「稼げない人」の差を広げている。年収で分かれるAIの使い方とは。読者862人のリアルな声から、その実態を見ていこう。

稼ぐ人は会社ごとAI導入の波に乗る

生成AIの性能が飛躍的に進化している。2022年11月に米オープンAIが「ChatGPT(チャットGPT)」を公開した当初は、情報の精度は低く、頻繁に間違った回答が出てきた。ところが、後継モデルが登場するごとにその能力は劇的に向上し、いまでは文章作成だけでなく、複雑なデータ分析や資料のグラフ化まで瞬時にこなす。

AIの急速な進化は、稼ぐ人と稼げない人との間に、大きな格差を生み出しつつあるのではないか。こうした疑問に答えるべく、本誌では「AIの活用」に関するアンケート調査を実施。読者862人の回答から、AI活用のリアルな実態と、そこに潜む「年収の壁」に迫った。