未経験でも月30万円の副収入――AIを使えば、そんな稼ぎ方も夢ではない。素人がゼロから副業を始めて、継続的に収益を生むための秘訣とは。AI副業のノウハウを発信する、YouTuberのあべむつき氏に聞いた。

LINEスタンプならAIで簡単に作れる

効率よくお金を稼ぎたい、本業とは別に継続的な収入がほしい、時間や場所にとらわれずにネットで稼ぎたい……。そんな人におすすめなのが、AIを使った副業です。

AIのアウトプットの精度は、この1年で飛躍的に向上しています。現在のAIは、文章、画像、動画、音楽、3Dモデル、さらには効果音(SE)まで、ネット上にあるほとんどのものが作成できるようになりました。2025年8月に登場したChatGPT(チャットGPT)の最新モデル「GPT-5」は3Dモデルの生成を得意とし、小説やアプリ、音楽、プレゼン資料まで自在に生み出すことができます。

これからインターネットを使って稼ごうとするなら、AIは必須です。周りがAIを活用してどんどん良いものを生み出しているのに、自分だけ手作業にこだわっていたらライバルには勝てません。副業には様々な種類がありますが、ネット関連のビジネスでAIを使わないのは、この時代にスマホを使わずに生活しているようなもの。それだけで大きなハンディを背負うことになります。

誰もがAIを使い始めるようになれば、「競争が激化して、結局は稼げないのではないか?」と懸念する方もいるかもしれません。しかし、そんなことはありません。AI副業で稼ぐことは今でも十分可能ですし、実際に稼いでいる人は数多く存在します。

私はAIを使った稼ぎ方を紹介するYouTube(ユーチューブ)チャンネルを運営しています。登録者数は22万人を超えていて、AIの使い方を教えるジャンルでは日本一と自負しています。実際に動画を見た方たちからは、「ちゃんと稼げました!」というコメントが毎日来ています。中にはAI動画で月11万円を副業で稼ぐ看護師の方や、始めて4カ月で月収100万円に達した主婦の方も。自著に「2ヶ月で月30万円を実現する」と書いた通り、決して夢物語ではないのです。

AIを使った仕事は、なぜこれほど稼げるのでしょうか。それは、AIをビジネスに活用している人がまだごく一部だからです。総務省が24年に発表した「情報通信白書」によると、日本で生成AIを利用している個人はわずか9.1%。一方、中国は56.3%、米国は46.3%、英国は39.8%、ドイツは34.6%と、日本とは大きな開きがあります。利用者が限られているからこそ、競争はまだ激しくありません。AIで作ったシンプルな動画でも、TikTok(ティックトック)やユーチューブで収益を上げています。

では、どうすれば実際にAIを使って稼げるのでしょうか。

AI副業の第一歩として最もおすすめなのが、LINEスタンプの制作です。AIを使えばスタンプ用のイラストはすぐに作れますし、実際に販売するのも簡単なので、「最初の1円を稼ぐ」ハードルが非常に低いのです。イラスト制作に始まり、説明文の作成、海外向けの多言語展開など、AIを使ったビジネスの全体像が摑めるのも大きな特徴です。AIのクオリティーの高さを体験し、「AIでお金を稼ぐ」成功体験を得ることで、副業への取り組み方が大きく変わるはずです。

基礎編オリジナルLINEスタンプで初収入をゲット

次のステップでは、自分の好きなことや得意なこと、実体験に基づいた内容をSNSで発信しましょう。AIを使えば、魅力的なプロフィールも投稿も大量に生み出せます。競合リサーチもAIの得意技。同じジャンルでどの程度のアカウントがあるのか、成功者の特徴は何かを分析し、参入の余地があるかを見極めます。AIを活用して成功事例を分析し、自分なりの切り口を見つけることで、効率的にファンを集めることができます。「実体験を発信する」となると、「顔を出さないといけないのか」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、SNSを利用するうえで必ずしも顔出しは必要ではありません。もちろん、顔を出すことで信頼を得やすくはなりますが、「私はこういうことを経験しました」と伝えるだけなら、顔出しなしでも十分に成立します。

応用編フォロワーがどんどん増えるSNSの運用法

もし本業の守秘義務などの理由で「自分が今持っている体験を発信できない」という場合は、新しい趣味や活動を始め、それを実体験として発信すればいいのです。LINEスタンプの制作という体験もまた、一つの実体験になります。ほかにも、「退去費用が高額だったので裁判を起こしてみた」といった実生活での体験談も、それだけで価値あるコンテンツになりえます。あくまで一例ですが、少し視点を変えてみれば、発信できるネタは身の回りにもたくさん見つかるはずです。