腰痛や肩こりを解消するにはどうしたらいいか。整体師の奥中伸さんは「胸骨と骨盤を意識的に動かすことが重要だ。正座やヤンキー座り体操を習慣的に行うことで、正しい姿勢が手に入り肩こりや腰痛を予防することができる」という――。(第2回)
※本稿は、奥中伸『読むと「一瞬」で体が変わるすごい本』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
背骨全体を柔らかくする「山なり体操」
私は整体師としてよくみなさんにお伝えしているのが、「健康になりたい、姿勢を良くしたい」と考えている人はまず最初に「胸骨」を意識すべきだということです。
無理に背筋を伸ばすだけでは姿勢も改善できませんし、肩こりや腰痛も予防できません。そこで本稿では、胸骨への意識を高めて姿勢を改善するための実践レッスンを紹介します。まずは、文章とイラストを見ながら、ひと通りやってみてください。
前回の記事で紹介した胸骨体操と同じく、背骨のしなやかさを取り戻す体操が「山なり体操」です。
胸骨体操は「胸椎」をピンポイントでほぐすのに対し、山なり体操は「胸椎から腰椎の一部まで」の広範囲の背骨にアプローチします。背骨全体の柔軟性を高めることで、胸骨をより使いやすくします。
まずは、やり方を解説します。これは簡単です。床にうずくまり、背骨だけを上に上げていってください。背骨がゆるやかなカーブを描き、山のような形になるようにします。そしてまた元の状態に下ります。これを2、3回しましょう。やり方は、以上です。
胸骨体操は「反る」動作によってほぐしましたが、山なり体操は「丸まる」動作をします。これは24個の「椎骨」の連続体で、ジャバラである背骨が前後どちらの方向にもしなり、動けないといけないからです。腰椎を伸ばすには、「丸まる」ほうが効果的です。腰痛を持っている人は、「反り腰」を解除できない人が多いので、山なり体操がとても気持ちいいです。
胸骨体操と山なり体操によって、背骨の筋肉はやわらかさを取り戻します。

