行動力を高めるにはどうすればいいか。心理学者の内藤誼人さんは「たまたま目にした文字や映像などが、その後の行動に影響を与えることを心理学では『プライミング効果』と呼ぶ。この効果を使って、フットワークを軽く、スピーディに行動したいときには、『競馬のレース』『チーター』などの素早い動きをする動物の映像や動画をしばらく眺めてみるのは良いアイデアである」という――。

※本稿は、内藤誼人『考えすぎて動けない自分が、「すぐやる人」に変わる本』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

走るチーター
写真=iStock.com/Freder
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やりたくないことも片づけられるようになる食べ物

やらなければならないことは重々承知しているのに、それでもやりたくない仕事をするためには、セルフ・コントロール能力が高くなくてはいけません。

「やりたくない」というサボり心をねじ伏せるのがセルフ・コントロール能力と呼ばれるものです。

では、生まれつきセルフ・コントロール能力が低い人は、どうにもならないのかというと、そんなことはありません。一時的ではあっても、だれでもセルフ・コントロール能力を一気に強化できる魔法のような秘薬があるのです。

「えっ、それってアスリートがドーピングに使うステロイド剤じゃないですよね⁉️」と思われる人もいるかもしれませんが、違います。

どこにでも売っていて、だれでもごく普通に摂取しているものです。

じらさずに正解を言うと、その秘薬とは「砂糖」。「なあんだ」と安心しましたでしょうか。

砂糖を口にすると、血中のグルコース濃度(血糖値)が上がって、本来ならやりたくないことでもやれるようになる、つまりセルフ・コントロール能力が高まるのです。