ChatGPTを仕事にどう生かせばいいか。デジタルハリウッド大学の橋本大也教授は「企業分析をしたいときにはChatGPTに指示すれば、高精度のレポートを出してくれる。さまざまなビジネスモデルの分析手法を用いることも可能だ」という――。

※本稿は、橋本大也『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

ChatGPTなどのアプリ
写真=iStock.com/hapabapa
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ChatGPTに企業分析をさせる方法

ChatGPTはさまざまなビジネスの分析手法を知っています。

有名コンサルティング会社のコンサルタントと並ぶ知識があると考えていいでしょう。分析させたいデータがあるときには、「○○○のデータを○○○分析して」と指示すれば、博学なコンサルタントのように分析を披露してくれます。知名度のある会社については特に何も追加データを与えなくても、かなりの精度の分析ができます。IR資料や会社案内、プレスリリース、報道記事などを与えれば、さらに突っ込んだ内容のレポートを出してくれます。

ここでは、私が教員をしているデジタルハリウッド大学の教育サービスの分析を例にして、有名なビジネスモデル手法を用いてChatGPTが分析した事例をご紹介していきましょう。

一口にビジネスモデルの分析といっても、たくさんの切り口があります。切り口を探すところからChatGPTに任せてみます。