ChatGPTではどんなことができるのか。デジタルハリウッド大学の橋本大也教授は「ChatGPTを使えば、知識がない人でもWebページを簡単につくることができる。イメージと違うものが出力されたら、何度でもやり直しできるのもメリットだ」という――。

※本稿は、橋本大也『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

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写真=iStock.com/shironosov
※写真はイメージです

データ分析からWebページデザインまで一気通貫

本稿ではデータをPythonを使って分析して、その結果をインタラクティブなWebページとしてデザインするまでをChatGPTで一気通貫に行ったケースを紹介します。1つのツールが幅広い作業に対応できることに驚かされます。

データとしては独立行政法人統計センターにあるSSDSE(教育用標準データセット)を使います。これは統計リテラシーを学ぶために用意されたデータセットですが、中身は興味深いリアルなデータです。分析しやすくきれいに整えられており、ChatGPTのデータ分析の練習に向いています。

まず、SSDSEの学習用データ「都道府県庁所在市別家計消費データ」をダウンロードします。

【図表1】「都道府県庁所在市別家計消費データ」をダウンロード
頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

このデータは都道府県の県庁所在地の家計消費データを集計しています。

【図表2】都道府県庁所在市別家計消費データ
頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より