ローソンは今年2月から、コンビニ大手では初となる冷凍おにぎりの販売を始めた。そこにはどんな狙いがあるのか。ライターの鬼頭勇大さんが取材した――。
ローソンが始めた「冷凍おにぎり」の味わい
「おにぎり、あたためます」という人が増えていくかもしれない。ローソンが2月から都内の約400店舗で、冷凍おにぎりの取り扱いを開始した。
ローソンへと足を運ぶとおにぎり売り場に見慣れないPOPを発見した。何でも、冷凍食品売り場にて冷凍おにぎりを販売しているという。そのPOPに導かれるまま足を運ぶと、確かに冷凍おにぎりがある。
販売しているのは4種類で、いずれも常温で同じ具材のおにぎりが存在する。
価格をみてみると、「焼さけ」の冷凍は279円(税込み、以下同)、常温(「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」)は297円。「わかめごはん」の冷凍は140円、常温(「わかめごはんおにぎり」)は167円だった。
味に差はあるのか。「焼さけ」と「わかめごはん」を、冷凍と常温で一つずつ、計4つ購入して食べ比べてみた。
まず、パッケージについて。常温の、いわば一般的なコンビニおにぎりは中身が見える透明な包装が基本だ。対して、今回の冷凍おにぎりは中身が見えず、イメージ写真をあしらった包装となっている。また、縦横比でいうと横幅が長い。右端には「加熱後は熱くなるのでココをお持ちください」とある。