どうすれば効率よく働けるのか。デジタルハリウッド大学の橋本大也教授は「本当に重要な仕事に時間を割くために、AIサービスを活用すればいい。ChatGPTを使えば、調べ物や資料作成、メール作成など手間のかかる作業を一瞬で終えられる」という――。

※本稿は、橋本大也『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

部下に指示する実業家
写真=iStock.com/mapo
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人力で行うWeb検索にはいくつのステップがあるのか

ChatGPTやCopilotを活用すれば、これまで人間が1つひとつ対応していた面倒なことや時間のかかる作業が、まるで魔法のように一瞬で完了します。

本稿では、ChatGPTを想定した具体例を挙げます。

これまで、気になるキーワードや知りたいテーマをWeb検索する場合、以下のような手順を踏むのが一般的でした。

(1)GoogleやYahoo!などといった検索エンジンを立ち上げる
(2)ほしい情報が得られそうなキーワードを決める
(3)キーワードを検索窓に入力する
(4)検索結果を見て、求める情報が掲載されていそうなページを選ぶ
(5)ページの中身を熟読し、求める情報を探す
(6)求める情報が得られるまで、(2)~(5)、もしくは(4)~(5)を繰り返す

普段何気なく行っているWeb検索を分割してみると、実に6ステップに及ぶことがわかります。

特に時間がかかるのは(4)と(5)でしょう。Web検索に慣れている人や、知りたいテーマに精通している人ならば、すぐに答えにたどり着けるでしょうが、そうでないと意外と時間を取られてしまうものです。