豆腐の作り方も発泡スチロールの作り方も知っている

何か(What)だけでなくどうやるか(How)を調べるのも得意です。

図表1は【○○を作る手順を図にして】で出力した表です(GPTsのDiagrams:Show Meを使用)。

【図表1】○○を作る手順を図にして】で出力した表
頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

ChatGPTはさまざまな手続きと手順を学習していることがわかります。豆腐、半導体、カレー、テレビ、発泡スチロール、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)、豆腐、真空管、国家、ChatGPT、iPhone、南部せんべい……あらゆるものの作り方を知っています。豆腐作りにはにがりが必要なことや、南部せんべいは米粉ではなく小麦粉から作ることも知っているのです。

手順を分解させた上でひとつひとつの作業を任せる

中には手順をChatGPTに作業させることができるケースもあります。たとえば、iPhoneの作り方のフローには「設計と仕様の決定」という大きなプロセスが含まれていました。そこで「設計と仕様の決定の手順を図にして」と依頼すると、さらに次のフローに細分化されました。

【図表2】設計と仕様の決定の手順を図表化
頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』(かんき出版)より

手順を調べたうえで、その実行までできることもChatGPTの強みです。たとえば、「iPhoneの市場調査をして」と指示すると、iPhoneの市場に関する情報を集めてきます。

その後に続く「ターゲットユーザーの特定」や「競合分析」といった項目もChatGPTに任せればOKです。作業手順を小さく分け、ChatGPTにできそうなタスクにすることで、ホワイトカラーの仕事を劇的に効率化できます。