新NISAではどう投資をすればいいのか。個人投資家の山口貴大さんは「米国株と全世界株式で意見が二分しているが、結局のところ好みの問題に過ぎない。とにかくいち早く始めることが重要だ」という――。

※本稿は、山口貴大『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

緑の背景に黄色の疑問符に囲まれたピンクの貯金箱
写真=iStock.com/Dragon Claws
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米国株と全世界株式、どちらが正解か

新NISAにおいて、米国株と全世界株式のどちらに投資したほうがいいのでしょう?

「米国は政治、経済、軍事、技術革新の面で世界最強。今後も10年、20年はその地位は揺るがないから米国株一本でいい」

という意見もあれば、

「全世界株式に投資していれば、国すら選ばなくていい。今後、米国が凋落して、ほかの国が世界覇権を握る可能性も考えると全世界株式のほうが無難」

という意見もあります。

SNS上では、S&P500派とオルカン(「オール・カントリー」の略で、全世界株式のことを指す)派に分かれて、どちらが優れているか、どちらが資産運用により成功しやすいか、喧々囂々の議論が繰り広げられています。

私の結論はというと、「正直、どちらも正解だと思います!」というものになります。