新NISAをどう活用すればいいのか。個人投資家の山口貴大さんは「月5000円でもいいから入金を続けることが重要だ。生涯非課税枠の上限である1800万円に達しなくても、メリットは十分に受けられる」という――。
※本稿は、山口貴大『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
月5000円でもいいからNISA口座に入金を続ける
資産形成の道のりは人それぞれです。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、2021年の給与所得者の平均給与は443万円。2020年よりも約10万2000円増えたものの、ピークだった1997年の467万円には届いていません。
新NISAの年間投資枠は360万円に拡大されましたが、少ないお給料や貯えから年間360万円も運用に回せる人はなかなかいないのが現状です。
お金に余裕がないなら、月5000円でも1万円でもかまいません。とにかく、非課税でお金がお金を生み出してくれる資産形成マシーンであるNISA口座にたんたんと入金を続けることが大切です。
1800万円という生涯非課税枠を埋めるスピードが遅くても、つみたて期間中にも複利運用の効果が働き、長期つみたてになるほど加速度的につみたて中の資産が増えます。