新NISAの成長投資枠では何を選べばいいのか。個人投資家の山口貴大さんは「40代後半以降ならインカムゲインの確保を目指したほうがいい。おすすめは米国の高配当株ETFだ」という――。

※本稿は、山口貴大『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

株価動向とアメリカの国旗
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成長投資枠をどう活用するかで資産運用が変わる

新NISAのつみたて投資枠600万円(年間120万円)では、バランス型ファンドや日本国内の株価指数に連動するインデックスファンドを買う選択肢もありますが、やはりS&P500か全世界株式のインデックスファンドにつみたて投資するのが最適解です。

しかし、成長投資枠に関しては選択肢がたくさんあるため、逆に迷ってしまう人も多いはずです。

新NISAの投資枠1800万円の3分の2を占める成長投資枠をどう活用するかで、資産運用の中身も結果もガラッと変わってくるのです。

まだ20代、30代の資産形成期で、何も考えずほったらかしで「とにかく資産をじっくり、大きく増やしたい」という人は、成長投資枠でもつみたて投資枠同様に、分配金再投資型のインデックスファンドに投資するのがベストの選択肢でしょう。