人とスムーズに会話を続けるにはどうすればいいか。心理カウンセラーのいろふちゃん氏は「沈黙を恐れて無理に話す必要はない。相手が黙ってしまったときも焦らずにゆったりと待つことがいちばん効果的だ」という――。
※本稿は、いろふちゃん『「しない」人になりなさい 大丈夫。そんなに頑張らなくても』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
「自分はダメだ」と「認めてほしい」の板挟み
誰だって、周囲の人から嫌われるよりは好かれたいと思っているものです。しかし、この「好かれたい」という気持ちが強くなりすぎると、苦しくなってしまいます。
人から好かれようと頑張りすぎる人は、思考や行動に一定の傾向が見られます。
まず、相手の反応に対して過敏になり、人の目を異常なまでに気にするようになります。そして、自分の気持ちを抑え込んで周りに合わせようとするので、言いたいことも言えなくなります。
「こんな自分をわかってほしい」と承認欲求が強いのも、特徴の一つです。「自分はダメ」と思っていながらも、「認めてほしい」「嫌われたくない」という気持ちが強いため、常に葛藤し、苦しんでいます。