沈黙が生まれても焦らなくていい
会話の途中で沈黙してしまうと、なんだか気まずく感じてしまう方が多いのではないでしょうか? しかし、沈黙は決して悪いことではありません。相手と呼吸を合わせる「間」ができたと考えてみましょう。
それまでの会話を振り返り、頭の中身を整理して理解する時間が生まれます。また、気持ちを整える時間としても使えます。
「気まずいな」と思ったときは、相手も「気まずいな」と思っているものです。気まずい空気は、相手に伝わってしまいます。会話が途切れても焦ったりせず、飲み物を飲むなどして、リラックスしましょう。
気まずくならないためのコツは、無理に言葉を出そうとせず、黙ってほほえみながら、自然と会話が戻るのを待つこと。無理に会話を続けようとすると、相手にも「沈黙しないようにしなければ」というプレッシャーを与えてしまうことになります。
ゆったりと、「私は話したいときに話すし、あなたも話したいときに話せばいい」というスタンスでいれば大丈夫です。
沈黙の時間を過ごすときは、口角を上げてニコニコしながら、「この人ともっとお話ししたいな」という気持ちでいましょう!
相手が黙ってしまったときはどう声をかけるか
もし、相手が一点を見つめていたり、下を向いていたりしたら、それは「間」が必要なタイミング。相手は何を聞いていいかわからなくなっているのかもしれません。どう言おうか考えているのかもしれません。あるいは、言いたいことがあるけれど勇気が出ないのかもしれません。
相手には相手の事情があります。相手が「話さなきゃ」と焦らないよう、優しい口調で次のように声をかけ、その後は見守りましょう!
○「わからないことがあったら何度でも聞いてね」
○「何か思うことがあったら、一緒に解決していきたいから教えてね」
このように伝えることで、相手は安心して、話しやすくなるでしょう。そして、もし相手が話しはじめたら、黙って聞きます。
自分から話すことがなければ、無理に話すことはありません。「そっかぁ」「なるほど」と、相づちや繋ぎの言葉を入れて、相手の言葉を引き出しましょう。