意見の合わない人とうまくコミュニケーションするにはどうすればいいか。心理カウンセラーのいろふちゃん氏は「『でも……』と否定から入ると会話はうまくいかない。欲しい反応が返ってこなくてもまずは『そうなんですね』と飲み込むことが大切だ」という――。
※本稿は、いろふちゃん『「しない」人になりなさい 大丈夫。そんなに頑張らなくても』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
現実世界は多くのグレーゾーンで構成されている
会話をしていると、やたらと「でも……」「いや……」「だって……」と否定から入る人がいます。これでは、コミュニケーションが成り立ちません。
実は、コミュニケーションというものは、「相手を否定しない」と心がけるだけでも、うまくいくもの! 自分の欲しい言葉が返ってこなかったとしても、相手が思ったとおりに動いてくれなかったとしても、相手の言葉や行動を否定してはいけません。
否定的な発言になってしまう人は、物事を「できるかできないか」「正しいか間違っているか」という二者択一で判断する傾向があるかもしれません。しかし、現実世界は多くのグレーゾーンで構成されています。肯定か否定かではなく、ただ聞いたまま、見たままを受け入れることが重要です。