なぜ、スマートな人はスマートさを感じさせるのか。これまで数多くの名経営者や一流著名人と出会い、その品格に直に触れてきたエッセイストの松浦弥太郎さんと作家の野地秩嘉さんが、マナーの神髄について語る。対談で明かされた「マナーのいい人」がひそかにやっていることとは――。
50歳を超えると存在がハラスメントに
【野地秩嘉(以下、野地)】「マナーのいい人」と聞いて、まず僕が思い浮かべるのは、高倉健さんと堀江貴文さんの二人です。キャラクターは両極端に見えますが、共通したものを持っています。
作家 野地秩嘉 Tsuneyoshi Noji
1957年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て作家の道へ。人物ルポルタージュをはじめ、累計300万部を売っている。『高倉健インタヴューズ』『トヨタ物語』など著書多数。
1957年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て作家の道へ。人物ルポルタージュをはじめ、累計300万部を売っている。『高倉健インタヴューズ』『トヨタ物語』など著書多数。
高倉さんといえば、現場で座らないことで有名です。本人は「せっかく高まった気を緩ませたくない」と話していましたが、理由はそれだけじゃありません。座るとズボンにしわが寄って、フィルムがつながらなくなります。毎日、品川の理容室に行って散髪するのもそう。髪が少し伸びただけでもシーンのつながりがおかしくなるから、毎日髪の毛を切るのです。プロフェッショナルとしてのマナーが伝わるエピソードです。
僕がすごいなと思ったのは、むしろ仕事を離れたとき。普段はとくに所作がていねいなわけではなく、言葉遣いもごく普通なんです。
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