仕事や家事をつい後回しにして、無駄な時間を生んでしまっていないだろうか。先のばしにするのは、脳が怠け者のせい。ちょっとした工夫で、誰でも「すぐやる脳」に変身できる。
太古の昔から脳は怠惰にできている
今、やっておけば後がラクなのに、つい先のばしにしてしまうという悩みを持つ人は多いことでしょう。しかし、そんな自分を責める必要はありません。なぜなら、そもそも人間の脳は「怠け者」なのだから、仕方ないのです。
脳が怠惰な理由は3つあります。
1つ目は、エネルギーの節約のためです。脳はとんでもなく燃費の悪い臓器で、わずか1.4キログラムほどの重さなのに、人間が1日に必要とするエネルギーの20%も消費します。そこで、できる限りエネルギーを節約しようと、あの手この手で休もうとするのです。人間も動物ですから、太古の昔から常に外敵から身を守る必要がありました。外敵に襲われたときは、一目散に逃げるか必死で戦うしかありません。肉体に最大限のエネルギーを注がなければならないので、脳がエネルギーを使わないようになったのです。人間が今日明日の食糧に困ることがない社会になったのは、人類の歴史から見ればつい最近のことですから、脳の機能が社会の変化に追いついていないのです。
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