どうすれば自分の能力を伸ばすことができるのか。スポーツメンタルコーチの鈴木颯人氏は「自分らしさを強みにして成果を上げる方法は、長所を伸ばすだけではない。苦手なことに向き合うときこそ、潜在能力が発揮される」と説く――。

※本稿は、鈴木颯人『潜在能力を100%発揮する方法』(KADOKAWA)を再編集したものです。

悪い姿勢
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自分らしく成果をあげている人の共通点

幸せに成功している人と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?

人それぞれいろんな人が思い浮かぶかと思いますが、その人たちはきっと、「他の誰かになろうとせず、自分らしく成果をあげている人」ではないでしょうか。

「自分らしく成果をあげる」ためには、潜在能力を発揮することが欠かせません。

潜在能力を発揮するとは、ごく簡単にいえば、自分の強み、すなわち長所を活かすということです。ただし、「長所を伸ばそう」と意識しすぎると、逆に可能性を狭めてしまうこともあるので注意が必要です。

私はスポーツメンタルコーチとして、プロアマ問わず多くのアスリートのサポートをしていますが、自分らしさを強みに変えて成果をあげている選手たちには、「自分の長所を把握し、それを伸ばして活かす」以外にも、3つの共通点があります。