「小さな失敗」を賢く積み重ねる
チャレンジするのはとてもいいことですが、下調べもなくやみくもに勝算の低い挑戦ばかりしてむやみに失敗ばかりしていると、「何も考えていない人」というレッテルを貼られる可能性もあります。
だから、基本の心構えとしてはきちんと準備して「小さく失敗する」。これを意識しながら、自分の可能性を模索していきましょう。
なお、大きく失敗しても仕方がないと判断していい唯一のケースが、「調べても前例がない」場合です。リスクの大きいチャレンジは周囲から否定されることも多いと思います。しかし、ときには前例のない大勝負に挑むべきタイミングも人生にはあります。
逆風の中の挑戦にひるまず成果を出すためにも、ふだんから上手にチャレンジし、「小さな失敗」で経験を積みましょう。
「人のせい」にするのをやめる
3つめの共通点は、「人のせいにしない」ことです。思ったような結果が出ないと、「チームが勝てないのは監督のせい」「××さんがうまくやってくれないから目標が達成できなかった」など、うまくいかない理由を人や環境のせいにしがちです。原因を外にばかり求めると、自分の中に理由を求めなくなるので、成長が止まってしまいます。
うまくいかないときこそ「当事者意識」を持って対応すること。これが潜在能力を発揮しやすくするコツです。
自転車競技の一種であるBMXのある選手は、「海外を拠点に競技をしたい」という希望を持ってスポンサー探しをしていました。ところが、なかなか希望に合う会社が見つかりません。複数社からそれなりに良い条件も提示されたのですが、彼の答えはNO。