努力しても成果が上がらない人には何が足りないか。2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は「『バカでかいエサ』を見つけてくるのは、働きアリではなく働かないアリの方だ。多くの日本人は『サボる才能』が足りない」という——。
※本稿は、ひろゆき『1%の努力』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。
人生をサボれるのも才能
2020年。いま、僕はフランスのパリに住んでいる。
ゲームをして、映画を見て、好きなところに好きなときに行く。得意なことをビジネスにして、それをダラダラと回し、興味のあるビジネスや面白い人がいれば、そこに投資をする。そんな自由な生活を送っている。
世の中には、「サボれない人」もいる。海を泳ぐマグロのように、止まったら死んでしまうようなタイプだ。
こうやって人生をサボれるのも才能なのかもしれない。
アリを観察していると、一見、サボっているように見える「働かないアリ」がいるという。彼らは、働きアリが運んできたエサを食べ、働きアリが掃除した巣で生活し、ぶらぶら散歩している。
「働かないアリ」は、ぶらぶら歩いていると、思いもよらなかったデカいエサに出くわす。巣に戻り、エサがあったことを知らせると、働きアリが運んできてくれる。
さあ、あなたはどちらのアリになりたいだろうか。サボる才能はあるだろうか。
そんな読者に向けて、「働かないアリのすすめ」をお伝えしよう。