シャープV字回復で頭を丸めるべき人

2017年12月7日付でシャープが東証2部から1部に再指定された。

債務超過で2部落ちしてから、わずか1年4カ月のスピード復帰だ。シャープは台湾の鴻海精密工業から約3900億円の資本支援を受けて、筆頭株主となった鴻海の子会社として経営再建に取り組んできた。コスト削減などの構造改革を進めて、17年3月期決算では営業利益が3年ぶりに黒字化、主力の液晶パネル事業を中心に業績も順調に回復してきた。

驚異的なV字回復の原動力が、鴻海との連携にあることは疑う余地もない。鴻海のグローバルネットワークを活用することによる生産、購買、物流などのコストダウン効果と規模の経済はもちろん、取引相手とのさまざまな交渉においても鴻海の力をバックに、資金不足で足下を見られていたときよりもはるかに有利な条件を引き出すことができる。