6月下旬、英国が欧州連合(EU)に残留するか離脱するかの国民投票が行われ、約52%が離脱を選択するという結果が出た。直前の予測を大きく裏切る選択で、ポンド安と株価下落に見舞われた。
国民投票の結果を受けて、英キャメロン首相は6月24日、辞意を表明した。(EPA=時事=写真)
そもそも、離脱派は何を目指していたのだろうか。経済の悪化と世界的な混乱を目論んでいたわけではもちろんない。国民に大きなアピール力を持つボリス・ジョンソン前ロンドン市長が旗振り役となったのが、離脱派の運動組織「ボート・リーブ」だ。選挙戦中に掲げていた離脱の理由を見てみよう。
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