今回は、花田紀凱WiLL編集長との対談である。
花田さんには、産経新聞の連載「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」に、私のコラムについて「飯島情報恐るべし」などと、よく取り上げてもらっている。
一度お礼を言わないといけないと思っていたところに今回の対談のお話が来たのだった(笑)。あの連載で何回私がとりあげられているかをプレジデント編集部に数えてもらったら、なんと12回も登場しているという。
「言いたいことを、声を大にしてちゃんと言えるような時代ではなくなった」とよく人から聞いたことがある。そんな時代にあって、メディアがなぜか取り上げないような事実を国民に知らしめていく責任が私にはあるように思っている。
何しろタバコを吸っているだけで批判を受ける時代だ。私が本欄でタバコを吸っている人に「偏見に負けず頑張ろう!」と呼びかけるだけで、なぜかタバコを吸わない人がワーワーと難癖をつけてくる。
日頃お世話になっている花田さんとは、対談という形でしっかり話したことはなかったが、新聞の言論が柔軟性を失い、画一的な方向に向かっているという危機感がヒシヒシと伝わってきた。読者のみなさんは、どう思われることだろう。