脳の活性化だけでモチベーションアップ!
成人の脳の重さは約1350グラム程度だとされる。平均的な日本人30代男性の体重を68キロ程度だとすると、脳の重さは体重の2%弱にすぎない。ところが、この脳が使う酸素の量は、全身が必要とする量の20%にも及ぶそうだ。脳を活性化するコツは、血流をよくすることだという
以前に「歩くだけで発想力が60%アップする」とご紹介したことがあるが、脳により多く酸素を送り込むことで、頭は冴えてくる。酸素を送るためには血流をよくすることが必要だ。体を動かすだけでも血流はよくなり、脳は活性化して元気なる。すると、発想力が高まり、モチベーションが上がるのだ。
モチベーションを維持するために必要なのは、物理的には歩いたり動いたりして血流をアップさせて脳を活性化させること。それから、クリエイティブな発想とイノベーションによる刺激だ。モチベーションというものは、ほんのひと言「期待されている」と感じられるだけでグンと引き出せ、維持できるもの。あとは、人にうっかり話すことで、実現の前に満たされてしまわないこと。これが何よりも大切そうだ。
[脚注・参考資料]
Derek Sivers, Keep your goals to yourself, TED , January 2015
http://www.ted.com/talks/derek_sivers_keep_your_goals_to_yourself?language=ja
日本救急医学界 医学用語解説集 脳酸素消費量