老け込む人と若々しい人の違いは、朝時間の使い方だ。老化予防の鍵となる、朝の「日光浴」と「散歩」のやり方を紹介しよう。
午前6~7時に起きて朝陽を見る習慣を
若さを保つのも老化を進めてしまうのも、朝の習慣次第と言っても過言ではありません。とくに老化防止に効果的な朝の習慣が「日光浴」と「自然の中での散歩」。抗加齢医学の観点から、その2つの習慣が老化を防ぐメカニズムや、実践のコツを解説しましょう。
まずは、朝の日光浴の大切さについて説明します。人間は朝起きて、日中活動し、夜になったら眠るというサイクルで生きています。このサイクルを「サーカディアンリズム(概日リズム)」と呼びます。自律神経、ホルモンの分泌、呼吸、心臓の動き、体温の調整……人間が生きるうえで必要な機能は、サーカディアンリズムによって制御されています。このサーカディアンリズムを刻んでいるのが、「体内時計」です。
体内時計の中枢である「親時計」が脳の視交叉上核ですが、サーカディアンリズムを刻むのは「親時計」だけではありません。最近の研究で、心臓や血管、胃や腸、肝臓、皮膚などを構成する体中にある約60兆個の細胞に「子時計」と言える体内時計が存在することがわかりました。つまり脳の「親時計」は、体中の「子時計」と互いに連携をとって、全身でサーカディアンリズムを刻んでいるのです。
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