作家の金森重樹さんは、糖質中心の食事から脂質中心の食事(断糖高脂質)に変えたことで、2カ月で90kgから57kgへの減量に成功した。金森さんは「果物の多くは糖分を多く含み血糖値を上げてしまうが、唯一食べてもいい特別枠の果物がある」という――。

※本稿は、金森重樹『なぜヒトは脂質で痩せるのか』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。

果物
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肉は骨付き肉、筋の多い部位を選ぶ

Q 断糖高脂質を始めようと思います。食べていい食材、ダメな食材は?

断糖高脂質食で扱う主な食材は、肉と魚、卵、脂と極めてシンプルです。基本的に加工品はすべてNG。添加物や身体に害があるものを避けるためには、食材に極力手を加えず“そのまま”で食べるイメージを持つとわかりやすいでしょう。なるべく自身で調理することもおすすめです。

・肉

牛肉、豚肉、馬肉、鹿肉、羊肉をメインに。鶏肉は脂質にオメガ6が多く炎症を起こしやすいため、控えめに。ホルモン類もOKです。

ここで特に推奨したいのは グラスフェッド(牧草飼育)の肉。穀物飼育の肉に比べてオメガ3脂肪酸が豊富で、炎症抑制や脳機能維持に有益です。

さらに、ステーキ用の赤身だけでなく関節部位、骨付き肉、筋の多い部位を積極的に食べることをおすすめします。これらにはコラーゲンや結合組織が豊富に含まれており、長期的に身体を支えるために欠かせない栄養素です。

よく「コラーゲンは食べてもアミノ酸に分解されるだけで意味がない」という説が流布していますが、近年の研究では コラーゲンペプチドがシグナル分子として働き、骨や関節、皮膚の修復を促す効果があることが示されています。つまり、長期間にわたってコラーゲン部分を摂取することは、単なる栄養補給以上の意味を持つのです。

ツナ缶の漬け込み油には注意

・魚

鮭、サバ、マス、イワシなどオメガ3を豊富に含む魚は特におすすめ。マグロやメカジキは水銀汚染の懸念があるため控えめに。サバ缶は便利で愛用していますが、市販のツナ缶は漬け込み油がオメガ6系(綿実油や大豆油)の場合が多く、炎症原因となるため避けましょう。

・脂

牛脂、バター、MCTオイル、オリーブオイルは良質な脂質源です。逆にマーガリンやトランス脂肪酸は避けるべき。植物油(大豆油・ごま油など)はオメガ6系が多く炎症作用があるため控えましょう。