子どもに「赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?」と聞かれたらどう答えればよいか。フリーアナウンサーの天野ひかりさんは「親がはぐらかしてしまうと、子どもは聞いてはいけないことだと感じてしまう。性教育はまだ早いと身構えずに、自然体で本当のことを伝えるとよい」という――。

※本稿は、天野ひかり『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉(特装版)』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

それ、本当にできないとダメなこと?

小学校の入学を控えるご家庭では、心構えはもちろん、準備すべきものも多くて大変ですね。インターネットで“入学前にできるようにすべきこと”なんていう記事が目に入る機会も増えて、落ち着かない気持ちになります。

「○○ができないと、小学校に入ってから困るよ!」と叱って、やらせてしまいがち。どんな声かけをしたらいいのか見ていきましょう。

まずはNGマンガを見てみましょう。

「◯◯できないと学校で困るよ!」と言いたくなりますね。

本当にそうでしょうか。

早起きできない(しない)大人も、脱いだ服をたため(ま)ない大人もいます。「早く食べなさい」と言われていたのに、大人になると「ゆっくり食事を楽しみましょう」と言われます。言われてできるようになるなら、大人になったらみんなできるはず。でも、できない人、やらない人がいます。それに状況や文化が違えば、すべき内容も変わります。

「やらせよう!」とするのではなく、子ども自身が考えて判断できる言葉かけをしましょう。

NGな声かけ
マンガ=とげとげ。出典=『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)P217

子どもが考えて話せるような言葉かけ

今回は、園と学校で異なる点を理解した上で、言葉かけを考えてみます。

OKマンガを見てみましょう。

OKな声かけ例
マンガ=とげとげ。出典=『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)P219

NG マンガのように、子どもが「うーん……」もしくは「イヤ!」などとしか答えられない言葉かけでは、いつまでたっても自分の考えを育めません。

OK マンガのように、子どもが考えて話せるような言葉かけができるといいですね。子どもも頭を使うので目が覚めますし、今日1日のやることが明確になって、元気になります。