性教育は命の教育

さらにお話を続けましょう。

「あなたもこれから成長して、赤ちゃんができる体になる準備が始まる。だから、自分の体を大切にするのよ。他の人に触られたり、見られたりしては絶対にダメなの」
「プライベートゾーンと言ってね。命の穴、おちんちん、おしり、胸、口は、自分の大切な場所だから、自分で守るのよ。自分で触るときも、手をきれいにしてからね」

お子さんの年齢に合わせて、こんなふうにお話ししてみてください。

子どもは、真剣に聞いてちゃんと理解し、自信を深めます。

自分自身を愛おしく思い、相手を愛して受け入れ、赤ちゃんを迎えて育てる。性教育は、言い換えれば、命の教育だと思います。

まずは、愛されて、望まれて生まれてきたことを言葉にして伝えましょう。無条件に愛されて、受け止められたこと。それを実感することで、自己肯定感も育ちます。

帝王切開の場合は、お腹を見せながら話すのもよいですね。ただしそのとき、命の穴の話もちゃんと伝えることで、その後の性教育がつながっていきます。

赤ちゃんがかわいくて仕方がない父親
写真=iStock.com/AleksandarNakic
※写真はイメージです

タイミングを逃してしまっても大丈夫

もちろん、こういった質問をしてこない子もいます。またタイミングを逃してしまったケースもあるでしょう。

『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉(特装版)』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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そういうときは、「さあ、今から話すぞ!」と親のタイミングではなく、子どもが知りたいタイミングが大事です。テレビの出産シーンやお友だちに赤ちゃんが産まれた話が出たときに、自然とお話しできるとよいですね。

私の一番のおすすめは、子どもの誕生日のタイミング。

「○年前のこの時間に、陣痛が始まったの! パパが慌てちゃって」
「この時間はね、急いで分娩室に行った頃ね」

こんなふうに、当時の様子を時系列に沿って、そして緊迫感を持って話すと、子どもは目を輝かせます。産まれた瞬間に、ハッピーバースデーなんて歌ったら盛り上がります! 試してみてくださいね。

OK 性教育はまだ早いと身構えずに、自然体で本当のことを伝えよう
(子どもに聞かれたタイミングで)あのね、命の穴から生まれてくるのよ。

NG まだ知らなくてもいいよ。

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