親子で何でも話せる信頼関係を作っておく

子どもが脱いだ服を、その場でたたむ様子を見せましょう。そして時には、自分でたためるように服を渡しながら、一緒にできるといいですね。

たたまずにそのまま洗濯機に入れるご家庭もあるかもしれません。

いずれにしても、急に何でもできる小学生になるわけではありません。毎日の積み重ねが大切です。

また、こうしたことは、園や学校ではちゃんとできていて、家では単純にやらないだけかも。ですから、やらないことをそんなに気にしなくてもいいようにも思います。それはそれで、ONとOFFを使い分けられるようになったということ。成長した証拠ですね。

それよりも、小学校までに身につけたいことは、ただ1つ。

それは、学校であったことをお母さんお父さんに何でも話せる信頼関係を作っておくことです。それ以外は、子どもの成長に合わせてゆっくりでいいと思います。

母親と娘が楽しそうにおしゃべり
写真=iStock.com/miya227
※写真はイメージです

8割の子が子どもの生まれ方を親に聞く

このところ、性教育への関心が高まってきました。プライベートゾーンについてもしっかり子どもに伝えたいというお母さんお父さんの思い、とても素晴らしいと思います。

でも、性教育を受けていない親の世代が、正しく子どもに伝えるにはどうしたらいいか。

とても悩ましいですね。

実は5歳までに8割の子どもが、親にこう尋ねるそうです。

「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」

みなさんなら、何て答えますか? ありがちな親子の会話をNGマンガで見てみましょう。

ありがちな親子の会話
マンガ=とげとげ。出典=『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)P223

突然聞かれて、お母さんも戸惑っていますね。

でもお姉ちゃんは、自分の疑問を素直にお母さんに問いかけただけです。

それなのに、親がごまかしたり、恥ずかしがったり、はぐらかしてしまうと、

「この話はお母さんに聞いてはいけないんだ……」

と子どもは敏感に感じ取って、それからは何も話さなくなってしまいます。

すると小学生や中学生になったときに、アダルトサイトや成人雑誌を見て、商品化された性の情報を得ることになり、偏った知識を身につけてしまう恐れがあります。

これはとても悲しいことです。