作家の金森重樹さんは、糖質中心の食事から脂質中心の食事に変えたことで、2カ月で90kgから57kgへの減量に成功した。その際「一見健康そうに見えて糖質たっぷりの食品・飲料品を冷蔵庫から一掃した」という――。

※本稿は、金森重樹『なぜヒトは脂質で痩せるのか』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。

冷蔵庫を見ている空腹の男
写真=iStock.com/AndreyPopov
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冷蔵庫から不要なものを一掃する

断糖高脂質を始める際に、最も重要なのは「新しい食材を買うこと」ではありません。冷蔵庫やキッチンにある不要なものを徹底的にバサッと取り除くことです。小麦粉、加工食品、化学調味料入りの塩や植物油、マーガリンなどはすべて排除。罪悪感があるなら欲しい人に譲ってしまいましょう。

キッチンから余計な食材をなくした次は、調味料も一新しましょう。

・魚醤(ナンプラー)
・「雪塩」または「ぬちまーす」
・ビタミンC粉末(アスコルビン酸)
・MCTオイル
・グラスフェッドバター
・ゼラチン

「雪塩」や「ぬちまーす」はカルシウム・マグネシウム・カリウムが豊富。ケトーシス移行時に起こりやすい「ケトフルー(倦怠感や頭痛など)」の予防に役立ちます。

MCTオイルはココナッツ由来の中鎖脂肪酸。認知症の進行抑制に寄与する可能性があることは、先述した通りです。紅茶に加えると食欲を抑え、満腹感を持続させます。

糖質を断って燃料の仕組みを根本から変える

断糖高脂質食を始めた人が最初に直面するのは「なかなかケトーシス(糖質が枯渇し、脂質を分解して作られる「ケトン体」をエネルギー源としている状態)に入れない」という壁です。

糖質中心の代謝(グルコジェニック)から脂質中心の代謝(ケトジェニック)へ切り替えるには、体が燃料の仕組みを根本から変える必要があります。そこで登場するのがMCTオイルです。