人生の分岐点となる定年退職。この先の人生をどうするか、どう働くかを考えると、「お金」も重要課題となる。退職金や給付金・年金は、どのようにもらったらよいか。シニアマネー相談の第一人者・板倉京さんに聞く。
老夫婦のイラスト
画像=iStock.com/KMSP
※画像はイメージです

定年後もバリバリ働いて稼げる環境に

年金制度や働く環境は徐々に変わってきています。体力も気力もある人は、定年後もバリバリ働いたほうが結果的に手取りは増えますし、将来の年金も増えます。これまでは働きすぎて、給与と年金の合計が51万円を超えると年金がカットされてしまっていましたが、2026年4月からは上限が65万円まで引き上げられるので、積極的に働きやすくなりました。

年金を受け取る際に注意しなければならないのが、社会保険料です。年金によって所得が増えると、翌年の国民健康保険料や介護保険料、そして住民税も増えます。

年収の多い高齢者に対して、世の中はどんどん厳しくなっています。たとえば医療費の自己負担は70歳以上が2割、75歳以上は1割ですが、年収が高くなると現役世代と同じ3割になります。基準は市区町村で違うことがありますので確認が必要です。