Part 1 積み立て開始時点から所得控除で必ずメリットがある

iDeCoの還付金をNISAに回そう

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)は、老後資金を準備しながら節税ができる制度です。掛金が全額「所得控除」となって課税所得が減ります。たとえば年収700万円の会社員が月2万〜3万円を積み立てると、年間でおよそ8万円前後の節税になります。15年間続けると、合計で100万円を超える税金が戻ってくる計算です。

「職場に企業型DC(企業型確定拠出年金)があるから、自分はiDeCoを使えない」と思い込んでいる人がいますが、マッチング拠出を行っていない限り、企業型DCとiDeCoは併用できます。自分が何に加入しているか不明確な場合は、会社の総務や人事に確認するのが確実です。