折形とは和紙で包み、水引で結んで贈り物を贈る日本の伝統的な礼法です。冠婚葬祭の「熨斗(のし)袋」や「掛け紙」などが現在の折形としては一般的ですが、古くは昆布や扇子など、贈答する際にはすべてを和紙で包み、結びをほどこして贈っていました。

デザインした人 山口信博(グラフィックデザイナー/折形研究家)

何を贈るにしても、大前提にあるのは相手を思いやる心。贈る側と受け取る側の関係性や場面によって、思いや気持ちをどう伝えるかによって、折形の形は決まっていきます。