2020年五輪招致活動の最終プレゼンテーションで、「おもてなし」が日本のソフトコンテンツとして、一躍脚光を浴びた。しかし、おもてなしは以前から一部の経済人に注目されていたのだ。
経済成長期は、均質なサービスで不特定多数の新規顧客を獲得し、シェアを拡大すればよかった。しかし、市場が縮小しているいまは、ターゲットを絞ってロイヤルカスタマーを増やし、収益を高めることが求められる。マーケットを奪い合う(競争)のではなく、顧客とともにつくり出す(共創)時代に入った。そのためのCS(顧客満足)の具体的な有効策が、おもてなしにほかならない。
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