叱るときほど、落ち着いて話す
私たちが若い時代も、怒る上司に向かって「そんなに怒らなくてもいいじゃないか」とそのときは思っていたものの、あとで聞いたら「別に怒っていたわけではない」ということはあったはずです。
それこそ、昭和・平成の時代は、議題にも上がらなかった論点なのです。しかし、今やそれがスタンダードとなってきています。
もしかしたら「部下に気を遣ってどうする!」と思う方もいるかもしれませんが、これが命取りになる時代です。何度も言いますが、叱るときほど、落ち着いて話すよう留意しましょう。
指導が伝わるも伝わらないも「言い方次第」という時代
暴言は冷たさだが、苦言は優しさである
「柴田さんのような優しい上司の下で、私も働いてみたかったです!」
ありがたいことに「柴田さんいい人ですよね」的メッセージをいただくことがあります(笑)。本当に嬉しいのですが、優しいと言われると複雑な気持ちになります。
というのも、もし耳触りのいいことばかり言う人を「優しい」というならば、私が社長時代は決して優しいリーダーではなかったからです。
耳触りのいい言葉だけでリーダーはできません。やはり人を導く立場にいる以上、チームの平等性や規律、顧客満足を担保するためにも、必ず誰かにとっては耳の痛いことを言わなくてはいけない場面が必ずあります。
もっと言えば、本当に部下や組織のことを思うならば、耳触りの悪いことも言わなければいけない場に、どうしても直面するのです。実際、ヨーロッパには「暴言は冷たさだが、苦言は優しさである」という諺があるらしく、まったくその通りです。

