納める所得税額は約1万円でよかったのに…
【解説】
月給50万円(年収800万円ペース)の給与からは、高い税率で毎月約3.3万円(3カ月で約10万円)の所得税が源泉徴収されていました。
しかし、定年退職した年の実際のCさんの年間給与収入は「150万円」です。給与所得控除や基礎控除などを適用して正しく計算し直した結果、本来納めるべき所得税額は「約1万2000円」で済みます。
・1月〜3月に事前に天引きされた所得税:約10万円
・年間収入150万円に対する本来の所得税:約1万2000円
・確定申告(還付申告)で戻ってくるお金:【約8万8000円】
Cさんは確定申告をすれば、約9万円もの還付金を受け取ることができたのです。
損しないための「確定申告チェックリスト」
年末調整や確定申告で数万〜数十万円を無駄にしないために、図表1のチェックリストでご自身の状況を確認してみましょう。
医療費控除や住宅ローン控除(初年度)など、年末調整だけでは完結しないケースがあることを理解しておきましょう。年末調整で忘れても、確定申告により取り戻せることもあります。
まずは、自分のケースを必ず確認することが重要です。一般的に会社員の方は10月から年末調整の準備が始まります。年末にかけて忙しくなる方が多いので、慌てないように手続きをすることが大切です。
年末調整に関して、勤務先の総務や経理の人に確認したり、国税庁でもオンラインや電話相談などもあります。わからないことがあれば、相談しながら進めると申告忘れなどがなくなるでしょう。
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