「論理的に正しく、企業哲学に合致し、商売になる」。この3条件を満たしているなら、たとえ上司が反対しても突き進むべきだ、と僕は考えたのだ。

もちろん、会社によってはそれを部下の独走ととって、歓迎しないところもあるだろう。自分の会社が、せっかくのオーナーズ・マインドを生かしてくれないとしたらどうするか。

(総括、分析・解説=楠木 建 構成=小川 剛 撮影=芳地博之)
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