本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2023年4月17日レター)

――政府が日本で働く高度外国人材の受け入れ策について発表しました。年収2000万円を超えるエンジニアが1年の滞在で永住権を申請できるほか、世界の上位大学卒業者には就職活動で最長2年間の滞在を認めるなどの策が設定されるようです。国際人材獲得が遅れている中で、堀さんはこの決定をどのように受け止めますか。

【堀】2022年の出生数が79万人台となり、国の推計よりも11年早く80万人を下回ったとのことです。人口激減が続く日本が成長するには、世界中から英知を集める必要があります。優秀な人材を日本に呼び込むために、政府の高度人材受け入れ策は大いに賛成です。

(構成=今井道子)