――たしかに、誰しも多かれ少なかれ、無意識のうちに自分に都合よく考えてしまっているところはあるように思います。

細谷:一方で、上からの「俯瞰視点」を持つ最大の利点は、自分の特殊性を排除し、客観的に物事を捉えられること。これは「クライアントや上司が何を求めているか?」を常に考えなければいけないビジネス上のコミュニケーションには欠かせません。また、一つ上の視点から考えることで、これまでにない新たな「気づき」が得られ、知的な成長のための第一歩を踏み出せたり、思い込みや思考の癖から脱して発想を広げられたりします。

「Why型思考」で、仕事の「上位目的」を常に意識する

――メタ思考を持つことの意味は分かりましたが、実践するのは簡単ではないような……。日々の仕事にうまくメタ思考を取り入れるための、良い方法はありますか?